高配当株投資の落とし穴3選【利回りだけ見て買うと危険!】

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高配当株投資の落とし穴3選【利回りだけ見て買うと危険!】

高配当株投資は、安定的な配当収入が得られる点で人気があります。
「利回りが高い=お得」と思い込んで、株を選んでいませんか?
実はその考え方、将来の損失を招く危険性があります。
本記事では、投資初心者が陥りやすい高配当株の落とし穴とその回避策を解説します。

① 高配当=安心企業とは限らない

配当利回りが高いからといって、必ずしもその企業が健全経営とは限りません。
むしろ、株価が急落したことによって利回りが一時的に高く見えているケースもあります。

たとえば、1000円だった株が業績悪化で500円まで下がり、50円の配当を維持しているとします。
この場合、利回りは10%になりますが、配当が今後も維持される保証はありません。

  • 過去の配当実績だけで判断しない
  • 売上・利益の推移もチェック
  • PER・PBR・自己資本比率などの指標を併せて分析

② 減配・無配のリスクを見落としがち

企業が配当を出し続けるには、安定した利益が必要です。
業績が悪化すれば、減配や無配(配当ゼロ)になるリスクもあります。

特に、配当性向(利益に対する配当の割合)が高すぎる企業は注意。
無理をして配当を維持している可能性があり、持続性に不安がある場合があります。

  • 配当性向が80%以上の企業は減配リスクが高い
  • 「10年以上減配なし」などの実績がある企業を選ぶと◎

③ 分散せずに集中投資してしまう

高配当株だけを少数の銘柄に集中投資すると、1社の悪材料で大きく損失を出すリスクがあります。
リスクを軽減するためには「分散投資」が基本です。

具体的には、以下のような分散が有効です。

  • 業種の分散:通信・電力・金融・商社など
  • 地域の分散:日本株・米国株・先進国株など
  • 銘柄数の分散:最低でも5~10銘柄以上に分ける

配当利回りは「結果」であって「指標」ではない

投資の本質は、企業に資本を提供して将来の成長を享受すること。
配当利回りは「投資判断の一部」にすぎず、それだけで選ぶと大きな見落としにつながります。

総合的な視点で「この企業に中長期で投資したいか?」を考えることが、失敗しないコツです。

まとめ|高配当株は魅力もリスクもある

高配当株投資は「配当で資産を増やす」堅実な手法ですが、利回りだけで選ぶと危険。
高配当=高リスクと認識し、企業分析や分散投資を怠らないようにしましょう。

信頼できる企業を選び、長期的な視野で投資することで、安定的な配当収入を目指せます。

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